今年は花粉、かなりひどいみたいですねえ。
当院の従業員さん、お二人がとくにひどいみたいで、くしゃみ、鼻水、目のかゆみを訴えています。
私はなぜか今年はぜんぜんどうもない。
従業員さんは、お二人とも昨年まで効果があったお薬が今年は効果がないと。
特に目の痒みがひどいってことです。
もうくしゃみもひどいし、目もかゆいしで夜も寝られないし疲れているからにんにく注射をしてくれとのこと。
で、お一人にさせていただきました。
すると、注射が終わると元気になるのはもちろんのこと、花粉症の症状も消失。
そのように聞いてほんまかいなって思ったのですが・・・。
それを聞いたもうお一人の従業員さんもにんにく注射を希望。
同じように注射が終わるとすぐに目の痒みも消失し、花粉症の症状がほぼなくなったようです。
実際、効果あるかどうかはわかりませんが、二人が二人ともそう言われるとあるような気が・・・・。
しかもその効果は数日たっても効き目があるようです。
まあ、にんにく注射はあくまで疲労回復などに効果があるようですが、意外な効果を訴えておられました。
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 月はじめは忙しく、なかなか更新ができませんでした。
さて、今日は高血圧についてです。
 血圧が高いと体に良くない、それはだれしもが思っていることだと思います。じゃあ、具体的にどれくらいの血圧だといけないのかということに関してはどうでしょう。
そもそも血圧に関しては高いのがダメっていうのここ50年くらいになってはじめてわかってきたことだそうです。
第2次世界大戦中、アメリカ合衆国大統領ルーズベルトはかなりの高血圧だったそうです。しかしながら当時は血圧を下げる手段がなかったのももちろんのこと、血圧を下げるのはいけないことだという認識がずっとあったそうです。
確かに、人が死ぬときは血圧が下がって最終的には死を迎えます。
それをわざわざ下げるなんてという理屈です。
結果、ルーズベルト大統領は、第2次世界大戦の終わりを見届けることなく、脳卒中で亡くなられたそうです。
その後、いくつもの疫学調査でどうも血圧が高いと、脳卒中などが多いので不都合だということがわかってきました。そこから降圧薬の開発がはじまったとのことです。
それから時がたち、現在では多くの降圧薬がでています。
 高血圧に関してはガイドラインというのが存在しています。日本では日本高血圧学会が作成したガイドラインがあります。このたび、そのガイドラインが新しくなりました。その中で一番大切なことは、
血圧はより低くということです。
一般的な高齢者以外の方の血圧は、125/80mmHg以下というのが一つの目標になっています。
前回のガイドラインでは130/85mmHg以下となっていましたので、さらに目標が下がりました。
これらはすべて疫学データから調べた結果です。
この血圧を上回ると、明らかに脳卒中、心筋梗塞などが増加するのです。
さらに、一番大切なのは、家で測定する血圧です。
病院、職場などだとどうしても血圧が上がってしまう可能性があるからです。
家で、朝起きておトイレをすませてすぐに測定した血圧が一番、評価に値するのです。
血圧がちょっと心配だなって方は、早速、家で血圧を測定してみられてはいかがでしょうか?
上記の値をうわまっているようなら、必ずお近くの循環器内科の先生のところを受診されるほうがよいと思います。
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 今年はやはり花粉、多いみたいですね。
先週くらいからちょこちょこ花粉症の方がお見えになっています。
それも例年と比べるとひどいとのこと。
 当院では基本的には薬物療法のみですが、昨年効果あったお薬が今年は効かないと言われる方も多いです。
個人的な印象として、副作用である眠気が少ないお薬は効き目が弱い印象があります。なので、最初は眠気が全くないお薬か、眠気があるかもしれないが、効き目が強いお薬かどちらがいいですか?とお尋ねします。
その上で患者さん自身にも考えていただいています。
もしそれで眠気が強すぎてちょっととか、効き目がないとかいうことがあれば、またお薬を考えるようにしています。
ただし、どんなに強いお薬でも花粉の曝露量が多いと効果がありません。
なので、花粉が多いときは外にでない、どうしても出ないといけないときはマスクをする、洗濯物は外にできるだけ干さないようにするなどなど、対策を考えないといけないかもしれません。

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